伊那市 駅員の配置に否定的な考え示す
利用者や近隣住民は?
JR東海が4月から飯田線9駅を無人化する方針をうけ伊那市の白鳥孝市長は、伊那北駅と沢渡駅の駅員の配置については否定的な考えを示しています。
駅の無人化について利用者や地域の人はどのように感じているのでしょう。
街の声です
[伊那北駅]
かわらない。いないことが多い(10代男性)
家が飯島なので定期の購入が不便になる(10代女性)
できればJRのOBが1人駅にいれば安心(タクシー運転手)
駅の治安が悪くなることとゴミが増える心配がある。街全体の課題になってくると思う。(商店主)
街の発展のためには無人化は寂しいこと。(年輩の男性)
[沢渡駅]
我々が残してくれと言ってもどうなるものでもない。誰かが管理しなければ。(近隣住民)
よく使っているのでこのままにしてほしい(学生)
よく使う駅は伊那市駅なのであまり影響はない。(学生)
31日夜はJR飯田線伊那市利活用検討会議が伊那市役所で開かれ、白鳥市長は「駅員を配置した場合年間350万円程度かかる。同じ費用をかけるならば、駅員の配置でなく駅の利用促進につながる使い方を考えるべき」と話しました。
駒ヶ根市と箕輪町は駅員を配置する方向で検討を進めています。
今後の進め方について白鳥市長は、伊那市駅を含めた飯田線の駅のあり方や利用方法について考えるワークショップを開く考えを示し、現役高校生や大学生、社会福祉団体などの利用者に参加を呼びかけるとしています。
時期については、2月中旬までに開く考えです。
会議では他に、各駅の利用状況や周辺環境などから各駅の目指す方針を市側が提案。
伊那北駅は「若者と商店街の交流、健康施設の移動拠点」沢渡駅は「安全安心な地域の移動拠点」伊那市駅は「伊那市の中心、伊那市の交通拠点」とし、会議で了承されました。