人形飾りで地域を元気に
だるま市に向け準備大詰め
今月11日に伊那市高遠町でだるま市が開かれます。
これに合わせ、訪れる人たちを楽しませている人形飾り。
ここ数年参加団体が減っている中、伊那市高遠町の春日医院では、伝統を残していこうと初めて人形飾りづくりを行っています。
人形飾りが始まったのは1700年頃とされています。
平成6、7年頃までは7団体の飾りが商店街に並んでいましたが、ここ数年高齢化などにより作り手が減少し数が減っています。
このうち、霜町実業団は空き店舗を利用して作業が行われています。
今年は、大河ドラマ八重の桜です。
人形を作るグループ、背景を作るグループなど分担して制作しています。
昔は、商店の2階の庇に人形を飾り付けてお客を呼び込んだといいます。
歴史ある人形飾りも人手不足などから取り組むところが少なくなりました。
町内6つある実業団の内、毎年手作りで作業をしているのは霜町実業団のみとなりました。
しかし、今年初めて参加するグループもあります。
高遠町の春日医院です。
年々、飾りが減っていることから地域を元気にしようと、初めて参加することになりました。
春日医院では、高遠町で案山子を作っている人から作り方を聞き、1月下旬から昼休みや休日を利用して看護師らが作業を行っています。
始めて制作したのは、ノーベル医学、生理学賞を受賞した山中伸弥教授と春日医院の看護師です。
現在、作業は大詰めとなっていて看護師らは、アイデアを出しながら作っていました。
今年の人形飾りは、町内から4作品が出品される予定です。