富県小5年生 東日本大震災の被災地に本を
小牧さんと埋橋さんが届ける
東日本大震災からまもなく2年。
伊那市の富県小学校の5年生は、育てたもち米を販売して被災地の中学生のために本を購入しました。
子ども達の思いがつまった本が被災地に8日、届けられました。
7日夜11時。
伊那市富県の小牧学さんと埋橋孝志さんが、子ども達から預かった贈り物や荷物の積み込みを行っていました。
今回2人が行くのは、岩手県大船渡市の吉浜中学校です。
富県小5年生と吉浜中は、去年の夏から手紙のやりとりをしています。
交流を続ける中で子ども達は吉浜中の生徒に本をプレゼントすることにしました。
本の購入資金は、もち米を育てて販売したり、地域のイベントで募金を呼びかけるなどして集めました。
子ども達の思いを被災地に届ける役を買って出たのは小牧さんと埋橋さんです。
およそ600キロ離れた岩手県大船渡市を目指し出発です。
7日夜から12時間かけて移動し、8日、2人は吉浜中学校を訪れました。
今回は、卒業を控えた3年生16人分の本が小牧さんから生徒達に手渡されました。
他に、富県小の子ども達が収穫したもち米が学校で調理されました。
小牧さんらは、富県小の子ども達を連れて来月再び吉浜中学校を訪れる計画で、次回は1、2年生に送りたいとしています。
8日は他に、西春近南小学校の学童クラブに通う児童が作った千羽鶴が、同じ大船渡市の吉浜小学校に届けられました。