畳職人が針供養
南箕輪村の恩徳寺
使われなくなった針を供養し家内安全や商売繁盛を願う針供養が8日、南箕輪村の恩徳寺で行われました。
針供養を行ったのは、県畳商工組合上伊那支部の組合員です。
上伊那支部では毎年2月8日に恩徳寺で針供養を行っています。
針供養では、折れたり先が丸くなって使えなくなった針を、豆腐に刺します。
長年堅い物に刺した針を、最後に柔らかい豆腐に刺して供養するというものです。
上伊那支部の小松敏男支部長は「畳を使う人は年々減ってきているが、これからも質のいい物を作り続けたい」と話します。
上伊那支部は、最盛期には組合員が50人ほどいたということですが、現在組合員は9人です。
組合員らは「畳の良さを再認識してもらいたい」と話していました。