親孝行の賛歌 表彰式
親への感謝伝えたい 最優秀の後藤さんらに賞状
伊那市教育委員会が親への感謝の気持ちを表した手紙を募集した「親孝行の賛歌」の入選作品の表彰式が10日伊那市長谷の入浴宿泊施設入野谷で開かれました。
10日は、小中学生の部最優秀賞を受賞した西春近南小5年の後藤あゆ美さんら20人ほどが出席し、白鳥孝市長から賞状などを受け取りました。
後藤さんの作品は、「ありがとうおかあさんのぬくもり」で、働き者の母親の手のぬくもりと素直な愛情が表現されています。
受賞者を代表して、美篶の吉田玲子さんは、「母が亡くなって10年の去年、母への思いがふつふつとわいてきた。文章にすることで親孝行の一つになったと思う」と話しました。
親孝行の賛歌は、孝行猿の言い伝えが残る旧長谷村が平成11年から5年間続けました。
東日本大震災で家族の絆が見直されていることなどから伊那市が9年ぶりに復活させました。
どうしても伝えたい両親への手紙 ありがとうお父さんお母さんをテーマに全国から作品を募り416点が集まりました。
白鳥市長は、「親孝行という当たり前だがなかなかできない心が長谷から全国に広がっていくことに期待したい」とあいさつしました。