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利用者・地域住民 利活用を検討

JR飯田線 駅利活用ワークショップ

利用者・地域住民 利活用を検討

 伊那市内のJR飯田線の駅や駅前の利活用について考えるワークショップが16日、伊那市創造館で開かれ、幅広い世代から様々な意見が出されました。
 この日は、地元の高校生や駅前商店の店主、観光団体、交通事業者など、およそ30人が参加しました。
 伊那市内の駅の特徴を生かし、まちづくりの拠点として利活用するにはどうしたらよいか、利用者や地域が一緒になって考えようと、今回初めて開かれました。
 この日のワークショップは「これからの駅とまちはどうなったらいい?」をテーマに、7つのグループに分かれて行われました。
 途中席替えをしながら、およそ1時間半にわたって意見を出し合いました。
 この中で、特に駅を利用する高校生の立場からは次のような意見が聞かれました。
 ある男子高校生は「高校生にとって魅力ある商店街ができれば駅周辺の利活用進むと思う」ある女子高校生は「電車を見ながら安心して休める公園を駅の近くに作れば母親と子ども達が利用すると思う」と意見を述べていました。
 最後にグループごとに「場所をつなぐ駅から人をつなぐ駅へ」「若者が立ち寄る店が近くにある駅前」など、まとめを発表しました。
 参加した女子高生は「幅広い年代や職種の人達のいろいろな意見を聞くことができて、自分の意見も聞いてもらうことができてとても楽しかった」と話していました。
 また駅前近くに店を構える商店主は「商店街の人達だけで考えるものとは全く違う意見を聞くことができた。考えるのは利用者、実行するのが私たち、というスタンスをとっていくことができれば良いかもしれない」と話していました。
 白鳥孝伊那市長は「参加した人達がそれぞれの立場で意見を出し合って、長い時間をかけて何か新しいアイデアが生まれることに期待したい」と話していました。
 主催した伊那市では、今後もワークショップを開く予定で、この日参加した人以外にも参加を呼びかけています。
 次回は3月3日に伊那市創造館で開かれる予定です。

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