災害想定 水道事業者と市が給水訓練
上伊那地域に大型の地震が発生し断水したとの想定で20日、伊那市水道事業協同組合と伊那市は合同で災害応急給水訓練を行いました。
訓練では、伊那市から給水の要請を受けた水道事業者が指定された配水池に集まりました。
これは、平成18年度に締結された「災害時における応急対策に関する協定」にもとづき行われたものです。
組合に加盟している市内の水道事業社29社が市内6か所の配水池などに集まり給水タンクに水を補給していました。
しかし、配水池の敷地内には、雪が積っていたため、タンクを門の外に運び出し、ホースを延長しタンクに水を入れていました。
タンクに水を積んだ車は、給水場所として指定された、市役所や支所の駐車場に集まりヤカンなどの容器に水を移しかえていました。
伊那市によりますと、長谷で行われた訓練では、積雪の為車が配水池にたどり着けず、近くの消火栓からタンクに水を給水したという事です。
市と組合では、あらゆる事態を想定し訓練を行い、災害に備えていきたいとしています