三六災害を後世にアーカイブス制作
国土交通省天竜川上流河川事務所は伊那谷を襲った豪雨災害「三六災害」を後世に伝えていこうと、記録や体験談をまとめたアーカイブスの制作を行っていて、今年度中にウェブサイトに公表する計画です。
天竜川上流河川事務所は昭和36年6月に発生した「三六災害」の体験談などをまとめ後世に伝えていこうと取り組んでいます。
25日は、駒ケ根市の天竜川上流河川事務所で、アーカイブスの制作にあたり、課題などについて意見を聞こうと座談会が開かれました。
会には、信州大学農学部の北澤秋司名誉教授や災害の記録をまとめた本の制作者、碓田栄一さんなど4人が出席しました。
現在、災害の写真や体験談など200項目の災害の記録を整理しています。
出席者からは「生々しい体験談をそのまま掲載する方が見る人に危険を喚起できる」「体験者の話を動画で載せてはどうか」など様々な意見が出されていました。
天竜川上流河川事務では今年度中にまとめ、ウェブサイトで公開したいとしています。