高遠中学校 キャリア教育文部科学大臣表彰
伊那市の高遠中学校は、生徒が企業などで仕事の体験を通し学習する、キャリア教育の充実発展に尽力したとして、文部科学大臣表彰を受賞しました。
27日は、高遠中学校の小松民敏校長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
表彰は、今月19日に東京の文部科学省で行われ、高遠中は、行政や地域、事業所などと連携し、組織的・系統的にキャリア教育に取り組んできた事が評価されました。
多くの学校では、職場体験の期間は2日程ですが、高遠中学校では、国のキャリア教育事業に関するモデル校の指定を受けた、平成17年度から5日間実施しています。
学校では、職場体験をイベント化しないよう、事前に、自分の長所を考える事や、社会人を招きワークショップを開くなど、生徒自身が、仕事や社会での役割について考える時間を設けています。
今年度は、一つの事業所に対し、一人の生徒が体験を行い、生徒同士が他人任せにならず、会社の人と接する機会を多くもてるよう工夫しました。
白鳥市長は「キャリア教育の経験を一つのベースにし、高遠の地に誇りを持ち、今後の成長につなげてほしい」と話していました。
県内では、今回、高遠中の他に飯田市の小学校が文部科学大臣表彰を受賞しました。