伊那市地域づくり活動支援金 報告会
今年度の伊那市地域づくり支援金事業の活動報告会が26日、伊那市役所で開かれました。
報告会は、特色ある活動を紹介し、今後の参考にしていこうと毎年開かれていて、地域住民ら70人が出席しました。
伊那市の今年度の採択団体数は11団体で、支援金の総額は382万9千円でした。
26日は2団体が報告し、このうち、西春近の諏訪形区を災害から守る委員会は44万1千円の支援金を受け、災害に強い里山づくりに取り組んできました。
諏訪形区は平成18年の豪雨災害で貝付沢から流れ出た土砂の流出や大水による床下浸水の被害を受けました。
平成19年に諏訪形区を災害から守る委員会を立ち上げ活動を行っています。
今年度は支援金を活用し、根が大きく深く張り、より自然体に近い広葉樹を育てることができる保育ブロック工法で育苗と植樹を行いました。
この中で、委員会の酒井健志さんは「保育ブロックにしたことで根の成長が早まり、秋までにケヤキやもみじなどを植樹することができた」と報告し、これからも地道に活動を続けていきたいと話していました。
伊那市では来年度も400万円の予算を盛っていて、事 業募集は3月1日から22日までで、4月上旬に審査を行い決定することになっています。