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旅立ちの春 上伊那の高校で卒業式

肩を組み伝統の「天竜河畔」

旅立ちの春 上伊那の高校で卒業式

 3月に入り卒業式シーズンを迎えました。上伊那のほとんどの高校で2日、卒業式が行われ、3年生が慣れ親しんだ学び舎を後にしました。
 伊那市の伊那北高校では、今年度、男子138人、女子136人が卒業を迎え、岩崎靖校長から卒業証書を受け取りました。
 岩崎校長は「将来この地で活躍する人、国際人として働く人、みなさんの活躍の場は様々。薫ヶ丘で過ごした日々がみなさんの活躍を後押ししてくれる」と式辞を述べました。
 卒業生を代表して小野覚さんは「どんな道へ進んだとしても人とのつながりを大切にし、他人を思いやることが出来る人間になっていきたい」と答辞を述べました。
 式の最後には伊那北高校伝統の応援歌「天竜河畔」を、卒業生達が肩を組み歌いました。
 去年、16年ぶりにベスト8進出を決めた野球部の一部の生徒は、ユニホーム姿で式が行われた体育館を後にしました。
 式の後、3年生の教室では最後のホームルームが行われ、一人一人3年間の思い出を話したり、友達と記念撮影をして別れを惜しんでいました。
 ある卒業生は「長いようであっという間。大学で学ぶことを学んで、しっかり就職できるようにがんばりたい」と話していました。
 伊那北高校では、卒業生全員が進学を希望しているということです。

119人が旅立ち

旅立ちの春 上伊那の高校で卒業式

 また、上伊那地域唯一の多部単位制高校、箕輪進修高校では、今年度、男子95人、女子24人が卒業を迎えました。
 卒業証書授与では、各クラスの代表が臼田一海校長から卒業証書を受け取りました。
 臼田校長は式辞で「人は逆境に立った時にこそ、真価が問われる。誠実な心で困難に立ち向かい、希望をもって未来へ躍進してほしい」と卒業生に呼びかけていました。
 卒業生を代表して中村博さんは答辞で「わかりやすく教えてくれた先生ありがとう、楽しい思い出をくれた友達ありがとう、慕ってくれた後輩達ありがとう、楽しい高校生活を過ごさせてくれた学校ありがとう」と支えてくれた人達に対し感謝の気持ちを表していました。
 箕輪進修高校の今年度の卒業生のうち、6割の70人あまりが就職を希望していて、2日現在63人が内定しているという事です。
 上伊那にある公立高校8校は、1日と2日で、卒業式を終えています。
 私立の伊那西高校は、5日に卒業式を行う予定です。

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