川村カ子トの功績を合唱劇で伝える
飯田カネト合唱団が歌声披露
飯田市を中心に活動する飯田カネト合唱団が3日伊那市創造館を訪れ鉄道建設に生涯を捧げたアイヌの測量技師、川村カ子トを
題材にした歌を披露しました。
3日は、子どもから大人まで団員およそ40人が訪れ歌声を披露しました。
北海道アイヌの家で生まれた川村カ子トは、学校卒業後測量技師となり北海道各地の鉄道工事の測量に携わってきました。
その技術が認められ昭和3年に飯田市の天竜峡から愛知県までを走る鉄道、三信鉄道建設の測量と現場監督を務めました。
工事は急峻な地形から難工事となったほか、アイヌ民俗ということで差別を受けながらもカ子トは仕事に対する情熱で鉄道を完成させました。
合唱団はそんなカ子トの功績を歌と劇で伝えようと結成されました。
合唱団は飯田線沿線での公演を計画していて、歌を通して交流の輪を広げていきたいと話しています。