美和診療所 来年度医師1人体制に
長谷地域協議会で伊那市が報告
伊那市は、長谷の美和診療所で医師の確保が難しいことから、来年度は今年度より1人減の、1人体制で運営することを、8日夜開かれた長谷地域協議会で報告しました。
この日は長谷総合支所で協議会が開かれ、伊那市の原武志保健福祉部長から報告がありました。
国保美和診療所は平成15年に開所。今年度の集計では、一日平均43人が利用しています。
これまで、岡部竜吾所長が指導医師として研修医を迎え2人体制で診療を行っていましたが、中山間地など地方への研修希望が少なく、研修医の確保が難しいことから来年度は1人体制で診療を行うことが決まりました。
来年度は、これまで通りの土日に加え、毎月第2・第4金曜日を新たに終日休診とする予定です。
原部長は「研修医の確保は非常に厳しいが、できる限り2人体制をとれるよう、岡部所長と相談しながら検討していきたい」と話していました。
利用者や地域住民は、2人体制を求める白鳥孝市長への嘆願書を準備しているということです。