株式会社大成 馬肉を32トンを偽装表示して販売
会見で謝罪
飯島町田切に本社がある馬刺し専門企業株式会社大成が、一部の加熱用馬肉を生食用馬肉として偽装表示し販売していたことが分かりました。
田中忠雄社長ら3人が11日、伊那市のいなっせで記者会見を開き謝罪しました。
今年2月、石川県内の飲食店2店で0157の感染による食中毒事故が発生し、2店の共通食材が、大成が販売した馬肉ユッケだったため伊那保健所が調査しました。
その調査では0ー157は検出されませんでしたが、調査の中で不正な書類を見つけ大成に報告。
偽装表示するよう指示していた北原実前専務が3月5日に田中社長に事実を申告しました。
北原前専務は、3月5日付けで退職しています。
不正表示した馬肉の出荷は1年ほど前から行われていたということで大成では回収を急いでいます。
0-103検出
出荷された馬肉は、アルゼンチン産で、現在分かってものだけでおよそ860キロ出荷されているということです。
出荷された馬肉のラベル
大成は全国の飲食店が扱っている馬肉の半数以上を扱っているということです。
大成は11日から出荷を停止しています。
田中社長は3月5日まで偽装表示の事実を知らなかったということです。