西天に枝の不法投棄
高木の枝撤去に3時間
南箕輪村神子柴の西天竜幹線水路31分水の取水口に18日、高木の枝が不法投棄されているのを水利組合員が発見し、西天竜土地改良区に連絡があった。
不法投棄された枝は長さ約1・5メートルあり、組合員が約3時間かけて撤去し取水口を確保した。撤去した一部だけでも枝は7、8本もある。組合員によると「今回は量があまりにも多く、大きな枝が分水の中間に留まった。昨年も同時期に取水口に絡まることが何回かあった」という。
西天幹線水路は岡谷市川岸地区から伊那市まで延長26キロ、高さ1・5メートルの防護柵がある。西天竜土地改良区によると、不法投棄は日常茶飯事で、ペットボトルや空き缶などは毎日のようにある。犬、猫、布団などのほか生活雑排水をビニール袋に入れて捨てるケースもあり、近ごろは紙おむつが頻繁に投げ入れられているという。
西天は農業用水で、分水に不法投棄されたごみが絡むと水が流れないという。
西天竜土地改良区の有賀正理事長は、「不法投棄は本当に悲しいこと。常識をもってやめてほしい」と話している。