全国芝平の会 ふるさとへ
過疎による集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平に住んでいた人たちが集まる全国芝平会が16日開かれ、参加者が伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校を訪れました。
16日は県内や愛知県などからおよそ30人が参加し、芝平分校にある離村の碑に花を手向けました。
全国芝平会は3年に一度移住した人たちが集まり開かれているもので、ふるさとを忘れないようにしようと今回初めて芝平を訪れました。
伊那市高遠町芝平は、過疎や土砂災害により昭和53年に廃村となり、住民は全国各地に移住しています。
昭和18年に芝平分校の教師が作詞した歌「芝平の四季」を全員で歌いました。
全国芝平の会の北原厚会長は「今もなお芝平の里を守り、私たちを見守ってくれる先祖の霊たちにありがとうの言葉を捧げます」と話していました。