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信大・伊那市の連携協議会

地域ブランドの開発などを提案

 信州大学・伊那市の第1回連携協議会が7日、市役所であった=写真。市側が連携想定事業として地域ブランドの開発など20項目を提案した。
 産業、教育、環境など各分野で相互に協力し、活力ある地域づくりを進めることを目的に、5月下旬、連携協定を締結。
 協議会は、協定書に基づき、円滑な推進を図るため、信大の農学部教授、産学官連携コーディネーター、市の助役、収入役、総務部長など10人で構成される。
 協定書の連携事項「地域産業の振興」「地域資源の保全、活用」「地域医療の振興」「安心・安全の地域づくり」から、各部で▽LED(発光ダイオード)栽培による作物の安定供給▽地域資源を生かした各種施策推進のためのシンクタンク設立に向けた調査・研究窶狽ネど信大全学部に対して想定事業を挙げた。
 木質バイオマスエネルギーの活用で「年間を通して使える燃料機器(ペレットボイラーなど)の研究開発により、新しい産業が生まれるのではないか」と期待。
 意見交換で、信大側から「技術開発が新規である、社会ニーズがあるなどの観点を踏まえ、要望、利害の接点を探ることが大切」「よその真似でなく、新奇性を検討する必要がある」などが出された。
 今後、信大で可能性を検討し、具体的な協議を進めていく。
 市は、これまで隣接する南箕輪村の信大農学部と連携し、出前講座の利用や学力向上支援事業などに取り組んでいる。

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