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保護者が阿部知事と懇談

知事と子育て・教育を語る懇談会

保護者が阿部知事と懇談

 南箕輪村の保育園児や小中学生の子どもを持つ保護者らと阿部守一知事との懇談会が23日、南箕輪村民センターで開かれ、保護者らは障害者教育などの充実を訴えました。
 この日は、保護者の他、学校教諭や中学生などおよそ90人が参加しました。
 懇談会は保護者達の声を知事に伝えようと、知事と子育て・教育を語る懇談会実行委員会が開いたものです。
 懇談会は質疑応答形式で行われ、参加者からは主に障害者教育について意見が出されていました。
 ある保護者が「障害のある子どもは高校を出ても行くあてがすぐ見つからない。そういった部分において長野県から補助してもらいたい」と意見を述べると阿部知事は「すでにある福祉施設を活用して、そういった場所作りをしていくことができれば素晴らしい。今後検討していきたい」と話していました。
 また、この日は参加した南箕輪中学校の生徒が、いじめをなくそうと作った人権宣言について説明し、いじめ撲滅への思いを話しました。
 人権宣言は、○いじめや差別で困っている人がいたら必ず力を貸します ○思いやりの心を忘れず、相手の立場になって考え仲間を大切にします竏窒ネど5つの項目からできていて、すべて中学生が考えました。
 ある女子中学生は「私たちが考えた結果はこうなったが、後輩達の考え方がまた違っても良いと思う。その時々に私たちが考えるということが大切だと思う」と話していました。
 阿部知事は「いじめについて大人達の言う通りにするのではなく、自分たちでなんとかしようという思いが素晴らしい。その思いをこれからも持ち続けてください」と生徒達に呼びかけていました。
 実行委員会の玉城一也会長は「地域の声を知事に直接聞いてもらうことができて良かった。こういった機会が県内各地で活発にできれば」と話していました。

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