女王蜂を会員に配布
伊那市地蜂愛好会総会 会長に田中耕一さん
伊那谷伝統のハチ追いを楽しむ伊那市地蜂愛好会の総会が31日市内で開かれ、恒例となっている女王蜂の配布が行われました。
愛好会前会長の小木曽大吉さんが、去年西箕輪のハチの小屋で取り込み、土の中で自然に越冬させた女王蜂です。
総会には、会員50人が出席し、1人60匹ずつを受け取りました。
小木曾さんによりますと、今年の越冬は、湿度や温度管理がうまくいったため、元気な女王蜂が配布できたということです。
会員たちは、4月中旬にこの女王蜂を自分のテリトリーとしている山などにはなし、6月末ごろからのはち追いにつなげます。
愛好会によりますと、昨シーズンは暑さのためか、えさが少なくはちにとっては厳しい年で、自然界に生息する女王蜂も少なくなっていると見ています。
ただ、雪が多い年は、ハチも良いというはなしもあり、会員たちは、今シーズンに期待しています。
この日は、役員の改選もあり、新しい会長に南箕輪村の田中耕一さんが選ばれました。