村長選 一夜明けて 「人口増に伴う課題」
(1)保育園、小学校の整備
4月1日現在南箕輪村の人口は14,890人。
年内に15,000人に達する見込みです。
人口増加率は県内トップ、また長野県の市町村で平均年齢が最も若い村として発展する一方、人口増にともなう課題も出てきています。
子育て世代の転入増により保育園児数が増え、園舎が手狭となっています。
特に人口が増えている南原区の南原保育園は平成22年度の立て替え終了時の園児数102人が平成26年度末には160人と予測されていて増築を余儀なくされました。
南箕輪村では南原保育園の園児が卒園後に通う南部小学校の増築についても動向を見極めながら対応していくとしています。
組未加入世帯への対応
人口増にともなう課題として地域コミュニティの形成があげられています。
特に組への加入を進めるため地区別の説明会などを開催してきました。
3月1日現在村内5,602世帯のうち組未加入世帯は1,808世帯。
村によりますと未加入世帯が増えることで地域の防犯また防災への対応が難しくなることや、組費を支払っている世帯との不平等感がうまれてくるといいます。
村では組へ加入しない世帯に対しては自主防災組織への加入を勧めるなど対策を講じています。
30年後を見据えた対策
村では人口15,000人の村づくりに必要な対策として安定的な税収確保による財政基盤の確立のほか、30年後を見据えて高齢化対策についても検討していかなければならないとしています。
国は30年後、南箕輪村が長野県内で唯一人口が増加すると予測していますが一方で今後急速に高齢化が進むとしています。
村は南箕輪村が住みやすい所だというイメージ、地域ブランドが定着しつつあり人口増につながっている。課題はあるがそれらに対応した行政運営を行いたいとしています。