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二十四節気「清明」 今季最高の23.7度

箕輪町の三日町では可動堰が出現

二十四節気「清明」 今季最高の23.7度

 5日は、二十四節気の1つ清明です。
 清明は、気温が暖かくなり全てのものがすがすがしく明るく美しいころとされています。
 5日の伊那地域の最高気温は今年1番となる23.7度まで上がり、6月上旬並みの陽気となりました。
 田植えシーズンを前に各地で準備が進められています。
 箕輪町三日町地籍の天竜川では、幹線水路に水を引くために川の水をためる可動堰が設置されました。
 これは、大型のチューブ状のゴムに空気を送り膨らませて、川の水をせき止めるものです。
 スイッチを入れてからおよそ30分。
 2基の可動堰が完成しました。
 可動堰は、洪水時の治水上の問題などから、平成12年に国がおよそ3億9千万円かけて建設しました。
 以来、伊那土地改良区が維持、管理を行っていて、毎年田んぼに水がはられるこの時期に設置されます。
 150メートルほど上流から取水し、伊那市の中央区と山寺区までの総延長およそ130キロの水路に水が流されます。
 この水を活用している農家はおよそ1,000戸で、延べ250ヘクタールの水田で使用されています。
 可動堰は、9月中旬まで設置されます。
 なお、この堰周辺では水位が2mを超えるため、伊那土地改良区では絶対に近寄らないよう注意を呼び掛けています。

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