高遠城址公園 本丸虎口を整備へ
史跡高遠城跡整備委員会が計画案決定
高遠城址公園を史跡として後世に引き継いでいこうと整備方針を検討している史跡高遠跡整備委員会は、本丸の虎口の整備をメインとした今後の整備実施計画案を5日まとめました。
虎口は、城郭や曲輪の出入り口のことを言います。
高遠城址公園の桜雲橋の西側周辺が虎口にあたります。
虎口は、防御と攻撃の両方の機能を備え、石垣や土塁、門、塀などにより厳重に守られていました。
整備委員会のまとめによりますと、整備は、現在ある石垣の現状を記録し、トレンチ調査による遺構の調査検討を行い、整備手法を決め、工事を行います。
5日高遠町総合支所で開かれた委員会で決定しました。
この日決まった整備実施計画案は、伊那市が文化庁に提出し事業がスタートします。
本丸の虎口は、平成26年度から調査をはじめ、30年度までに工事を終える計画です。