元プロ選手、クラブチーム選手が子どもを指導
南箕輪わくわくクラブ12年目のオープニングセレモニーに合わせてスポーツ教室
サッカーの元プロ選手やバレーボールのクラブチーム選手によるスポーツ教室が6日、南箕輪村で開かれ、子ども達が指導を受けました。
これは、南箕輪村の総合型地域スポーツクラブのオープニングセレモニーに合わせて開かれたもので、小中学生およそ200人が参加しました。
南箕輪小学校のグラウンドで開かれたサッカー教室には、地元の少年サッカーチームや南箕輪中学校の生徒が参加し、ミニゲームで交流しました。
サッカーJ2の松本山雅からは、Jリーグ昇格に貢献し、現在、親善大使を務める柿本倫明さんら、OB選手3人が参加しました。
柿本さんは子ども達に「練習は注意するところを意識してやるかどうかで全然違う。特にみんなくらいの時期はプレーの幅も広がると思う。教わったことを頭の片隅に置いて練習をしてほしい」と呼びかけていました。
最後に中学生5人のチームとOB3人による試合が行われ、プロの技を披露していました。
OB選手がオーバーヘッドキックでゴールを決めると、観戦していた小学生からは歓声が上がっていました。
対戦した中学生は「身体が強くて、パスも簡単にカットされてしまった。プロの選手の凄さを感じたし、とても勉強になった」と話していました。
柿本さんは「みんな思い切りよくやっていて、自分も楽しみながらやることができた。目標を持って頑張ってほしい」と話していました。
地元クラブチームも指導
南箕輪中学校の体育館では、村を拠点に活動しているバレーボールのクラブチームVC長野トライデンツの選手が指導にあたりました。
レシーブやトス、スパイクなどの基本的な動きを選手が手とり足取り教えていました。
ある子どもは「自分ができないと思っていたことも、選手たちの動きを見てどうすれば良いのかわかった気がする。これから試してみたい」と話していました。
今回主催した南箕輪わくわくクラブは、スポーツの振興を図ろうと12年前に発足した総合型地域スポーツクラブです。
現在、村内を中心に、園児から70代の高齢者まで、およそ1500人が会員になっています。
原文明理事長は「プロの選手達と触れ合うことで、子ども達に今までにない発見をしてもらい、成長してもらいたい」と話していました。
わくわくクラブでは「今後もスポーツの魅力を感じてもらえるイベントを企画していきたい」としています。