箕輪町木下 カタクリの里見頃
4月下旬がピーク
箕輪町の木下財産区内にあるカタクリの里で、現在、カタクリの花が見頃となっています。
信州伊那梅苑近くの林道に入り車で5分ほど走ると、開けた場所に着きます。
2アールほどあるここが、木下の住民が整備を進めてきたカタクリの里です。
カタクリはユリ科の多年草で、移植するのは困難なデリケートな植物といわれています。
ここにはもともとカタクリの群生地がありましたが、乱獲や、鳥獣被害により、その数が激減していました。
そこで、10年ほど前から、木下区の区議会議員が中心となり、おちた枝を拾ったり、歩道や橋を整備するなどしてきました。
鹿やイノシシの食害から守るために、平成21年には電柵も設置しました。
カタクリは、種が落ちてから花が咲くまで7年ほどがかかるということですが、徐々に株の数も増え、現在ではシーズン中に千株ほどが花をつけるようになりました。
カタクリの里には、ミズバショウも植えられていて現在見頃を迎えています。
カタクリは、順次開花し、見頃のピークは4月下旬頃、ゴールデンウィーク中まで楽しめそうだということです。