旧井澤家住宅で古書を展示
端午の節句にあわせ明治時代の旗指し物も
伊那市西町の旧井澤家住宅で、明治から昭和にかけての古書が展示されています。
古書は、近くに住む2人から寄贈されたもので、明治20年代から昭和20年代にかけての教科書を中心に215冊が並べられています。
中には、伊那市高遠町出身の日本画家池上秀畝の絵が載っている当時の雑誌の付録もあります。
昭和6年に講談社が発行した大衆雑誌「キングの付録で、関東大震災の様子を描いています。
ほかに太平洋戦争中に当時の政府が発行した国策雑誌もあり、戦争真っ只中の世相を反映しています。
今回は、端午の節句にあわせて高遠藩士の鎧やかぶと冑・足軽の具足も初めて飾ったほか、明治初めて飾ったほか、明治時代の節句飾りも公開しました。
部屋飾りの旗指し物と呼ばれるもので、高遠の旧家から寄贈されたものです。
古書と節句飾りの展示は、5月12日まで伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれていて、入館料は、200円となっています。