政府の景気押し上げ 効果感じる企業少なく
あるしんの伊那谷経済動向調査
アルプス中央信用金庫がまとめた伊那谷経済動向調査によりますと上伊那の中小企業で今の政府による景気押し上げ効果を大いに感じているとする企業は全体の8.2%にとどまっていることが分かりました。
経済動向はあるしんが四半期ごとに取引先およそ200社に対しアンケートをとり、まとめたものです。
今年1月から3月にかけて行った特別調査、中小企業が新政権に期待することのうち、景気押し上げ効果を感じるかとの問いには、「あまり感じていない」が28.6%、次いで「やや感じている」が26.5%、「どちらともいえない」が22.4%となっています。
また「おおいに感じている」と回答した企業は全体の8.2%と少ないことから、あるしんでは、政権交代による景気回復に期待を寄せる企業は多いが、現時点で効果を感じている企業は少ないとしています。
他に期待する政策としては、「金融緩和を含むデフレ、円高対策」が56%と最も多いほか、中小企業向け施策として期待することについては、「資金繰り、金融円滑化支援」が50%と最も高い回答率となっています。