29日の定期公演に向け稽古に熱
中尾歌舞伎
中尾歌舞伎保存会による春季定期公演が今月29日に行われます。本番を間ぢかにひかえ会員らは稽古に熱が入っています。
23日は伊那市長谷中尾の中尾座で、本番での衣装をまとっての稽古が行われました。
公演では、6年ぶりに「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」という演目が披露されることになっています。
物語は、源義経の正室「卿の君」が平家出身であることから、源頼朝が「首をはねて渡せ」と弁慶を向かわせます。
しかし弁慶は、自分の娘を殺し身代わりとし、主君である義経への忠誠心を果たす物語です。
中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり太平洋戦争により一時、途絶えてしまいましたが、地元の若者が復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されています。
復活以来、演技の指導にあたっているのは、戦前の中尾歌舞伎で役者をつとめてきた、西村清典さんです。
中尾歌舞伎の春季定期公演は、今月29日 月曜日、伊那市長谷中尾の中尾座で行われます。
伊那ケーブルテレビでは来月に公演の模様を放送する予定です。