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3月の月間有効求人倍率 県下最低脱出

18か月ぶり

 上伊那の3月の月間有効求人倍率は0.71倍で2月と同じでしたが、平成23年10月から17か月続いていた県下最低倍率を脱出しました。
 ハローワーク伊那が発表した3月の月間有効求人倍率は、2月と同じ0.71倍でした。
 ハローワーク伊那管内は、平成23年10月から県内12地区の中で最も低い倍率となっていましたが、今回0.67倍だった飯田を上回り18か月ぶりに県下最低を脱出しました。
 新規求人数は、1,127人で2月を1.7%上回りました。
 新規求職者数は、978人で2月を17.1%上回っています。
 産業別の新規求人数は、建設業で前の年の同じ月より4割多い100人でした。
 年明け頃から回復傾向にあるということで、ハローワーク伊那では「消費税増税前の住宅着工の駆け込み需要が影響しているのではないか」とみています。
 雇用情勢については、2月より1段階上方修正し「依然として厳しい状況にあり持ち直しの動きに足踏みがみられる」として、停滞の表現から足踏みとの表現に変わりました。
 また、この春卒業した高卒者の3月の内定状況は、2月を3.3ポイント上回る99.4%でした。
 ハローワーク伊那では就職希望者が前年度より2割ほど多かった昨年度を振り返り「内定率が100%に近づいたことにほっとしている。残る2人の 希望者についても個別対応していきたい」と話しています。

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