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北新区へ「新ごみ施設」建設同意申し入れ

北新区へ「新ごみ施設」建設同意申し入れ

上伊那広域連合の新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元区の一つ伊那市富県の北新区に4月30日、上伊那の8市町村長が訪れ、建設同意の申し入れをしました。
30日は地元区民40人余りが見守る中、上伊那広域連合の白鳥孝連合長から北新区の間澤傳(つたえ)区長に建設同意を求める依頼書が手渡されました。
建設同意については12月上旬頃までを回答時期とし、地元要望については7月末頃までに取りまとめて欲しいと要望しています。
この日示された施設の計画では、建設予定地が桜井区の水田2.5ヘクタールである事や、施設への導入路として三峰川堤防に新たな道路を整備するとしています。
出席した住民からは「区単位の説明会だけでなく、候補地の地主や周辺の地主に対する説明会を開いてほしい」との要望があり、広域連合は、「必要があれば、区と協議して行いたい」と答え、「地権者との個別交渉については、区の建設同意が示された後に初めて行う」と説明しました。
「施設の稼働年数は明らかにされていないが」との質問に対しては、「30年から35年の計画。稼働期間については、今後協議を勧めながら決めていきたい」と答えていました。
広域連合では、5月19日にもう一つの地元区、桜井区に建設同意の申し入れを行う予定です。
県の条例に基づき広域連合が行った環境影響評価では「今回の計画が及ぼす周辺環境への影響は極めて小さい」との結果が出ています。
北新、桜井両区の同意が得られた場合、平成26年3月に基本合意の調印を両区と行い、11月に集落が隣接する高遠町上山田区を加え、最終合意の調印をしたいとしています。

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