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飯田線 有人・無人1か月

飯田線 有人・無人1か月

JR東海が経営の効率化などの理由から、県内の飯田線の9駅を無人化してから1か月。
自治体の負担で駒ヶ根市や箕輪町など5駅は駅員を残し、伊那市と飯田市の4駅が無人駅となりました。
それぞれの駅の現状を取材しました。
伊那北駅(無人)通学で利用する高校生「ホームに電車を利用しない人もいる時があり、怖い」
沢渡駅(無人)通学で利用する高校生「特に利用変化はない。今の状態が維持されればいいと思う」、「定期を購入できないのが不便」
伊那松島駅(有人)大阪から訪れた会社員「初めて利用する駅なので、駅員さんがいないと運行状況や電車の来るホームもわからないので助かる」
上伊那で対象となった、5駅のうち、箕輪町の伊那松島駅や駒ヶ根駅、飯島駅は自治体負担により駅員が置かれ、伊那市の伊那北駅、沢渡駅は無人となりした。
4月1日、駅員を自治体負担で配置する、伊那松島駅や駒ヶ根駅では、開所式などが行われ、駅の新たな門出を祝いました。
これらの駅では、これまで通り、窓口で乗車券や定期券の発売が行われます。
無人となった、伊那市の伊那北駅や沢渡駅では、車掌が電車をおりホームで切符や定期券を確認しています。
伊那市によりますと、定期券の購入が集中する、高校の入学式直後の数日間は、JRが臨時的に職員を配置した事もあり大きな混乱はなかったという事です。
無人となった沢渡駅。
駅の近くにあるパン屋の主人、酒井武志さんは、毎朝、駅前の自転車を整理するのが十数年来の日課となっています。
無人化により、利便性の低下と共に、駅舎の痛みなど、環境面の悪化を心配しています。
無人化から1か月。
JR東海によりますと、今回の無人化に伴う目立った混乱は特に報告されていないという事です。

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