南箕輪村景観ワークショップ始まる
年度中の景観行政団体移行目指す
今年度中に、景観行政団体への移行を目指す南箕輪村は、住民を対象にしたワークショップを8日からはじめました。
8日は、初めてのワークショップが久保・中込・塩ノ井の住民を対象に行われ、住民10人ほどが参加しました。
南箕輪村は、良好な景観を守り育てるため景観計画の策定を予定しています。
参加者は、2つのグループにわかれ、どのような景観に魅力を感じているか、どのような景観を残念だと感じているかなどについて意見を出していました。
ワークショップは、15日まで、村内5か所で開かれることになっています。
南箕輪村らしさは「山岳景観」
南箕輪村が、住民を対象に行ったアンケートによると、「南アルプス・中央アルプスなどの山岳の景観」をもっとも南箕輪村らしい景観と感じていることが分かりました。
アンケートは、去年11月から12月にかけて、村内1500人を対象に行われたもので、回答数は553人でした。
「南箕輪村らしいと感じる景観」は、南アルプス・中央アルプスなどの山岳の景観が81%でもっとも多く、続いて、大芝高原の森や神社の森などの身近な森林や林の景観が68.5%、のどかな住宅地景観が34.9%となっています。
「あまり好ましくない建物や工作物」については、特にないが43.8%、続いて耕作放棄地などによる田園景観の質の低下となっています。
南箕輪村ではワークショップでの意見やアンケート結果を参考に基本方針を決定し、今年度中に景観行政団体への移行を目指します。