「美篶の歌」作曲者見つかる
伊那市の美篶地区で歌い継がれている「美篶の歌」の作曲者や発表年月日などが書かれている楽譜が、この程見つかりました。
今年の3月に見つかった「美篶の歌」の楽譜です。
作詞者で、昭和6年まで旧美篶村の村長を務めた赤羽源一さん宅で見つかりました。
赤羽源一さんが作詞したことは分かっていましたが、作曲者と発表年月日は不明でした。
見つかった楽譜には、現在の伊那市富県新山出身で1980年に亡くなった羽場匡雄さん作曲で、発表年月日は、昭和21年7月18日と書かれていました。
羽場さんは、今の東京芸術大学を卒業後、飯田市を中心に作曲活動をしていました。
美篶の歌は、美篶の地理や歴史が歌詞になっていて、1番から12番まであります。
13日は美篶公民館で「童謡歌唱の集い」があり、40人の美篶区民と講師の有賀千づるさんが美篶の歌を歌いました。
参加した区民は、「素晴らしい美篶の歴史を歌い継いでいきたい」と話していました。