アツモリソウ・盆栽など250鉢ずらり
中条盆栽山野草クラブ 展示会
絶滅危惧種のアツモリソウや100年ものの盆栽などが並ぶ、伊那市西箕輪の中条盆栽山野草クラブの展示会が、18日から中条公民館で始まりました。
会場にはアツモリソウを中心に山野草や盆栽など、およそ250鉢が並んでいます。
中条盆栽山野草クラブは、33年前の発足当初は盆栽クラブとして活動を始めましたが、現在はアツモリソウの栽培にも力を入れています。
色の白っぽい北海道原産の礼文アツモリ、濃い紫で本州を中心に自生する釜無ホテイアツモリ、淡い紫色の南アルプスアツモリなどが並んでいます。
今年は、芽が出た後の寒の戻りで多くの山野草が霜の被害にあったということで、全体の展示数も例年より50点ほど少なくなっています。
白鳥昭平会長は「33年やっていてこんな陽気に出くわしたのは初めて。厳しい環境の中苦労して咲かせたその成果を見てもらいたい」と話していました。
中条盆栽山野草クラブの展示会は19日まで中条公民館で開かれていて、時間は午前7時から午後4時までとなっています。