様々な視点から東日本大震災について考える
いななき学舎フォーラム
市民、行政、報道のそれぞれの視点から東日本大震災について考えるフォーラムが19日、伊那市の創造館で開かれました。
フォーラムは、上伊那の有志でつくる市民団体いななき学舎が開いたものです。
伊那市の白鳥孝市長、信濃毎日新聞編集委員の増田正昭さん、被災地で農地の放射能除去活動などを行っている原富男さんの3人がそれぞれの立場から「東日本大震災から見えてきたもの」をテーマに話をしました。
「これからの被災地支援について」白鳥市長は、日が経つにつれて風化してきているのが事実。日本中で再確認して自分達ができることをもう1回、2回も3回もやるべき と話しました。
増田さんは、個々別々のニーズに応じた支援をしていく必要がある と話しました。
「土壌汚染について」原さんは、国は汚染された土壌にメガソーラーを作らないかと農家に話を持ちかけている。土地をきれいにするよりもその方がいいのではと揺れてきている人もいる。元通り土地をきれいにしていく為に国はお金を使うべき と話しました。
「今後の備え」について白鳥市長は、医療関係や社会的インフラの確保に努めていく と話していました。