中尾歌舞伎保存会 知事表彰受賞
伝統文化の継承、地域活性化に功績
江戸時代から伝わる地芝居、中尾歌舞伎の継承や地域活性化に功績があったとして、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会が、知事表彰を受賞しました。
6日、中尾歌舞伎保存会の指導者、西村清典さんと、西村寿会長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
中尾歌舞伎は、江戸時代に旅芸人が中尾の神社で演じたのが始まりとされています。戦前まで地区の有志で演じられてきましたが、戦争や人口減少により衰退しました。
その後、昭和61年に、青年会の有志が復活させ平成元年に保存会が設立されました。
西村清典さんは、現在95歳。昭和の始め16歳で初舞台に立った西村さんは、昭和61年の復活以来、27年間、指導にあたっています。
中尾歌舞伎保存会は、現在、会員数30人で、これまで、約60回の公演を行ってきました。
伝統文化の保存、継承や地域の活性化への功績が認められ、今回、学術芸術文化功労団体として表彰されました。