役場有志が記念樹守ろうと整備作業
村民に呼びかけてサクラを記念植樹した山林が雑草などで荒れていることに気付いた宮田村役場職員の有志が5日、草刈りなどの整備作業を行なった。現場は新田区のマレットゴルフ場北側。「将来サクラの名所になれば」と期待をこめ、汗を流した。
記念植樹は新生児が誕生した家族に呼びかけ村が実施したもので、3年前に村内の28家族が参加してオオヤマザクラの苗木を植えた。
「子どもの成長を記念樹の生育とともに見守ろう」という趣旨だったが、それ以来訪れる家族は少なく、手入れも行き届かない状態に。
雑木林などで覆われ、サクラの成長が悪いことに職員のひとりが気付き、同僚に相談。有志で復元しようと作業を計画した。
半日かけて下草や木々を伐採。サクラの成長を遮るものを取り除いた。
現場は村内外の多くの人が利用するマレットゴルフ場に近く、作業を終えた職員たちは「成長して花が咲けば、プレーしながら花見もできる。きっとサクラの名所になるに違いない」と話した。
今後も造林班などの助けも借りながら、定期的に除伐整備を進めたい考えだ。