村理事者と壮連が懇談
宮田村の清水靖夫村長は9日、村職員の年功序列制度を早い時期に見直して能力制度を導入したい考えを示した。農業者でつくる村壮年連盟の懇談会で明らかにしたもの。また、村長は新たな村の特産品として地元産の麦を使った地ビールを候補に挙げるなど、今後の農業施策に若手農業者の意欲と協力を求めた。
村理事者と課長、壮連からは浦野広委員長ら役員を中心に16人が出席。農業を中心に高齢者問題、村の自立に関しても話しが及んだ。
当初は今春の発足を予定していたが、議論が紛糾していた村の営農組合について、平沢正典産業建設課長は「今年中には発足の運び。各地区の組合についても年度内に立ちあげたい」と説明。
団地化も含め効率的な農地活用には営農組合による村全体の運営が不可欠との考えを示し、理解を求めた。
自立の進め方について村長は、財政難を理由にしたイベントの中止や隔年開催に否定的な考えも示し「人とのふれあいのなかで新たな活力が生まれる。予算面だけをみて、縮小するのはよくない」と話した。