リニア開業後の将来像考える勉強会発足へ
“リニアを活かした地域づくり勉強会”
長野県は上下伊那や国土交通省と連携し、リニア中央新幹線開業後の地域の将来像について考える勉強会を設置する方針です。
28日は、勉強会設置に向けた事前の準備会が駒ヶ根市で開かれました。
準備会には長野県のほか、伊那市や飯田市、国土交通省などの担当職員7人が出席しました。
準備会は冒頭のみ公開され、県建設部の小林康成建設技監兼道路建設課長は「リニアを活かした地域の将来像とその実現のための課題解決に向けた社会基盤の整備などについて考えていきたい。」とあいさつしました。
リニア中央新幹線は2027年に東京、名古屋間で開業し、県内の中間駅はJR飯田線元善光寺駅付近とされています。
準備会では勉強会の設置時期や構成員などについて話し合いが行われ、時期については7月下旬から8月の上旬、構成員は、県の建設部長のほか伊那市長、飯田市長、中部地方整備局の企画部長などが予定されています。
また会の名称については「リニアを活かした地域づくり勉強会」とすることが決まりました。
勉強会では中間駅に通じる伊那谷幹線道路の国道153号の整備をはじめとする地域づくりについて協議を進め年度内に意見を集約していくとしています。