太鼓グループ 大太坊 陸前高田で公演
伊那市西春近を拠点に活動する太鼓グループ「大太坊」は、先月30日に、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で公演しました。 大太坊のメンバー12人が出演し、10演目を披露しました。
公演が行われた陸前高田市の小友小学校は、グラウンドや校舎の1階部分が浸水しました。
今回の公演は、グラウンドの改装記念に合わせて体育館で行われました。
地元から200人、伊那から同行した40人、大太坊とかかわりのある関東の太鼓チームから60人、合わせて300人の観客が訪れました。
毎年全国規模の太鼓フェスティバルを開催していた岩手県陸前高田市の太鼓仲間に、大太坊は震災以降支援を続けてきました。
去年、復活した太鼓フェスティバルに大太坊が参加したところ、大太坊の公演を、陸前高田でとの声があがり、今回の公演が実現しました。
陸前高田市は全世帯中の7割以上が被害を受け、死者1555人、行方不明者は223人と壊滅的な被害を受けました。
現在は、瓦礫が撤去され、まちの再生に向けて検討が進められているということです。
公演は無料で行いましたが、県外者には入場料としてカンパを呼びかけたところ、17万円が集まり、陸前高田市に寄付してきたということです。
大太坊では今後も陸前高田との関係を続けていきたいとしています。