超自然の大地 先行上映会
原発事故による風評被害を受けながら再起をかけて奮闘する福島県の農家を取材したドキュメンタリー映画「超自然の大地」の先行上映会が7日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
映画は、原発事故による風評被害と闘いながら安全な農作物を作ろうと奮闘する福島の農家を取材したものです。
上映会は、午前と午後の2回開かれ、合わせて233人が訪れました。
この映画を制作したのは、アメリカシカゴ在住で伊那市出身の映画監督梶野純子さんと夫のエドワードM・コジアスキーさんです。
2人は200時間以上に渡り福島の農家を取材してきました。
梶野さんは「福島の人が事故をどのように乗り越えていくのかを伝えていきたい」と話していました。
またこの日は、自身は東電の社員で父親が農家という福島県在住の安川宏さんが会場に駆けつけました。
安川さんは「福島の農家の悲鳴がうまくまとまっていた。この作品を通して福島の現状を世の中の人に知ってもらいたい」と話していました。
映画の完成は今年の冬を予定していて、梶野さん夫妻は8日に再度福島入りし取材を始めるということです。