教育懇談会
県教職員組合上伊那支部が主催する05年度上伊那地区教育懇談会が9日、駒ケ根市の東伊那小学校を会場に開かれた。同市竜東地区の小中学校PTAや教職員など約40人が参加し、学校や家庭での教育のあり方や問題点などについて意見を交わした。
今年度のテーマは「子どもの健やかな成長を願って」。全体会では問題提起として伊那養護学校の教諭らが問題点を報告したほか、上伊那教育白書で取り上た子どもや親に対するアンケートの結果や「子育て10カ条」を策定しようと発足した地域子ども100人の会からの活動の報告などが行われた=写真。
3分科会に分かれての討論で参加者らは「家庭の中での親の言葉遣いがまず大切。子どもの心を傷つけるようなことを言うべきではない」「今の子どもたちは両親ばかりでなく友達にもどう思われているか気にしてばかりいる。誰かに認められることが少ないせいでは」「子どもの成長は両親の育て方次第。まず大人がきちんとしなければ子どもがうまく育つはずはない」などと真剣な表情で意見を出し合っていた。
懇談会は30日まで上伊那各地の15会場で開かれる。