「志事道甲子園」 6人が思い語る
様々な業種で働く人達がメッセンジャーとなって仕事に対する思いを語る「志事道甲子園」が20日、伊那市のいなっせで開かれました。
志事道甲子園は、世代を超えて夢や志について語り合うことで地域を元気にしていこうと、上伊那地域でキャリア教育を推進している異業種団体ONEPLUSが開いたものです。
去年に続き2回目で、今回は中学校の教員や今年4月に入社した若者など6人が、仕事に対する思いを話しました。
このうち、伊那市富県で商品の開発や設計を行っている有限会社スワニーの橋爪良博さんは、祖父の代から続いていたモーターの部品の製造をやめ、設計の仕事を始めた当時を振り返りました。
「製造の世界で人生を生きていくと決意し、貯金と資金はゼロ、スタッフは1人。そんな状態で設計の仕事を始めた。成功するまで続ければいつかは成功すると信じて前向きに仕事をしている。覚悟できている思いは人に伝染して広まっていくもの。」
他に、今年4月から社会保険労務士として務めている白鳥佑弥さんは、感謝をテーマに話をしました。
「働くことがどんなに大変なことなのか実際自分が働いてみて分かった。両親に感謝している。」
ONEPLUSによると、他の地域でもこのイベントを開催する動きがあるということで、「地域をよくしていこうという取り組みが広がっていけばうれしい」と話していました