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丸山 美智子さん介護日記展

介護の喜び 絵や文で綴る

丸山 美智子さん介護日記展

 伊那市西箕輪の丸山 美智子さんが、夫・勝一さんの介護の様子を絵と言葉でつづった介護絵日記展が、伊那市通り町のコミュニティカフェ・セジュールで開かれています。
 夫・勝一さんは、平成19年1月に、急性心筋梗塞で倒れ、意識不明の重態となりました。
 美智子さんは、倒れた日から、勝一さんの体温や血圧などとともに、思いを日記にしたためるようになりました。
 最初の2年間は、話すこともできず寝たきりでしたが、表情が変わるなどわずかな変化を喜びとして、日記で思い入れのある部分を色紙などに書くようになりました。
 フェルトで作った掛け軸に、色紙5枚1組で11セットが完成しています。
 3年目からは、奇跡的に回復し、話ができるようになりました。
 勝一さんが口にした「中華料理屋に食べに行きたい」「夜の街に繰り出したい」など、一つ一つの夢を実現するたびに描かれた絵が、現在は10枚になっています。
 25日は、美智子さん本人による介護の様子をまとめた手づくりの絵本の読み聞かせが開かれ、15人ほどが耳を傾けました。
 話もできなかった勝一さんが1369日目、美智子さんの誕生日にハッピーバースデーの歌を歌った時の絵がこちらです。
 この介護絵日記ことだま展は、8月6日(火)まで、コミュニティカフェ・セジュールで開かれています。

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