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2311/(土)

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南中生徒が被災地へ出発

草取りなどのボランティア

南中生徒が被災地へ出発

 南箕輪村の南箕輪中学校の生徒有志は、1日朝、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町でボランティア活動をするため、現地に向け出発しました。  午前6時。中学校前には、被災地に向かう生徒や見送りの保護者の姿が見られました。  南箕輪中の生徒は、1日から、2泊3日の日程で、宮城県南三陸町でボランティア活動を行ないます。  学校が、生徒に参加を呼びかけたところ、70人を超える希望者があり、抽選で41人が決まりました。  交通費や宿泊費は、村が補助します。 去年の南箕輪中の文化祭では南三陸町で住民に避難を呼びかけ続け津波の犠牲となった役場の女性職員を追悼するための歌「あなたへ」を全校合唱しました。  この曲を歌い被災地でライブ活動などを行なっているシンガーソングライターうーみさんのCDジャケットに、南箕輪中学校の文化祭ステージの絵が採用されたことなどが縁で被災地と交流が始まりました。  南箕輪中の生徒の合唱は、去年、南三陸町の仮設住宅にすむ人たちのコンサート会場でも流れました。  50年以上続く伝統行事「落ち穂拾い」で集めた米も被災地に送りました。 こうしたつながりから、今回、南三陸町を訪れ、ボランティア活動をすることになりました。  1日朝、現地に向かうバスには、被災地に届ける野菜などのほか、ボランティアに使う草取り鎌も乗せられていました。  現地に問い合わせたところ仮設住宅の草取りをして欲しいとの要望があったからです。  被災地には、メッセージカードや花の種も届けます。  生徒達は、出発式を行い、代表の生徒が「中学生としてできることをやりましょう」と話していました。  生徒達を乗せたバスは、600キロはなれた南三陸町へと出発しました。 生徒達は、南三陸町でボランティア活動や、現地の人々と交流し、3日に村に帰る予定です。

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