伊南バイパス本郷地区景観形成住民協定の中間報告
内容や地域を示す
飯島町の本郷公民館で10日夜、本郷地区伊南バイパス沿道景観形成・土地利用住民協定の中間報告会があった=写真。協定案対象者や策定委員ら16人が出席し、初回設置した対策委員会(中村満夫委員長)で検討した、協定内容や運営について説明を受けた。
協定区域は、南は本郷ふるさと農道・国道交差点、北は与田切橋南までの約680メートル、バイパス敷地から両サイド60メートル以内で、面積約6・6ヘクタール、対象者32人。
住民協定の目的は「自然豊かな田園風景と、住み良い地域環境を後世に残すために、優良農地の保全と景観形成に努めること」。協定者は協定区域内の土地所有者と建築物の所有者、並びに賃借人。運営は、協定者の代表、地区選出の町議会議員らで組織する運営委員会が行うとした。
また、土地利用基準は建築物、屋外広告、自販機、土木構造物などそれぞれに基準を設ける。具体的には▽建物は高さ12メートル以内、容積率百%以内、建ぺい率60%以内▽野立て看板は原則禁止▽自販機は景観、環境を阻害するような物品の販売機は設置しない-など。
今後のスケジュールは▽12月、運営組織の決定▽来年2月協定書原案の決定▽3月協定の締結(調印)、県に「景観形成住民協定認定申請」を行う。