広島に原爆が投下されてから68年 平和を願う
1945年8月6日広島に原爆が投下されてから68年が経ちました。 伊那市山寺の丸山公園では市民らが平和への誓いをあらたにしました。 6日は、原爆が投下された時刻の午前8時15分に合わせ集まった人たちが黙とうを捧げました。 平和の日の集いは、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年8月6日に開いていて今年で27回目です。 原爆の火が灯されている丸山公園の平和の塔の前にはおよそ60人が集まりました。 非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会代表の建石繁明さんは「戦争体験を語れる人が少なくなっている。歴史は語り継がなければ消えてしまう。平和の尊さと大切さを市民に発信していきたい」と話していました。
アオギリの前で黙とう
社会奉仕団体伊那中央ロータリークラブは6日、今年5月に植樹した被爆樹木アオギリの前で黙とうを捧げました。 伊那中央ロータリークラブでは、今年5月に広島県に投下された原爆で被爆したアオギリの苗木を伊那市山寺の高尾公園に植樹しました。 6日は、このアオギリにプレートを設置し平和への願いを込め黙とうを捧げました。 このアオギリは今年5月下旬に広島で行われたロータリークラブの世界平和フォーラムを記念し植樹されたものです。 植樹したアオギリは現在50センチほどの大きさに成長しています。
原爆パネル展 伊那図書館で18日まで
戦争の悲惨さを後世に伝えようと、伊那市の伊那図書館で原爆パネル展が開かれています。 パネル展は、戦争の悲惨さを後世に伝え、平和の尊さを再認識してもらおうと、伊那市が毎年開いているものです。 原爆が投下された直後の写真では、やけどに食用油を塗って応急処置をする様子や、駅のプラットホームで亡くなった親子の姿などが写し出されています。 原爆パネル展は、18日まで伊那図書館で開かれています