池坊 巡回講座
華道家元池坊による巡回講座が、7月28日、伊那市のいなっせで開かれました。 池坊は日本の華道の流派で最も歴史があるといわれ、歴史上で初めてその名が文献に記された、550年前から受け継がれています。 講座は、最新のいけばなの技術を伝えると共に、誰もが自宅で花を楽しむヒントやアイデアのきっかけにしてもらおうと毎年、全国各地で開かれています。 講座では、京都にある池坊中央研修学院の講師、佐々木康人さんが、花や葉の使い方や器の選び方を、実演を交え解説しました。 佐々木さんは「生け花は、同じ花を使っても、その大きさや形などが微妙に違う。常に五感を使って集中して行う事が大切です。」と話していました。 会場には、上伊那でいけばなを学ぶ人など350人余りが訪れステージで行われる、実演を熱心にみていました。 池坊伊那支部では「生け花は敷居が高いと思われがち、若い人達にも興味を持ってもらえたら」と話していました。