環境子ども会議
「電気や水を無駄づかいしない」と宣言
伊那市の第18回川シンポジウム「環境子ども会議」が12日、市役所で開かれた。小中学生ら約100人が参加。環境問題に関心を持つ機会として、環境保全活動の報告や「環境子ども議会」などがあった。
子ども議会では、小中学生の代表12人が河川の水質や1年間に排出されるごみの量などを質問、小坂市長らが答えた。
伊那小5年勇組の3人は「市内に病気や弱っている桜がある」と桜の手入れ方法や市町村合併後の管理などを尋ねた。小坂市長は「高遠町の桜守の意見を聞きながら桜の木を管理していきたい」とし、北原教育長は「皆さんの知恵を大いに生かしてほしい」と呼びかけた。
代表以外からも、木質ペレットなどいくつかの質問が出た。
そのあと、東部中の下平雄貴君が「電気や水を無駄づかいしない」「身近な生き物を大切にする」など環境を守るための活動を続けることを誓い、小坂市長に宣言文を手渡した。
また、伊那小の3クラスと東部中の科学部が活動発表。高尾公園の薬草園や遊歩道などの整備、桜の治療、小沢川を中心とした水質調査などそれぞれ写真や模造紙を交えて取り組みを報告し「苦しんでいる桜を助けたい」「節電や紙の両面使用など環境を守る活動を続けていきたい」などこれからの展望も紹介した。