リニア 開業初年度利用者数重要
伊那市の白鳥孝市長は、リニア中央新幹線の開業を見据え、「県内の中間駅について、利用者を確保する事が、停車本数を決める。開業初年度の利用者数が重要」との考えを示しました。 これは、21日、市役所で開かれた定例記者会見の中で、考えを示したものです。 白鳥市長は「JR東海は東京、名古屋、大阪といった大都市を結ぶ事が本音。下伊那にできる駅を中心に地域振興を考え、開業最初度から利用者を確保し、停車本数を減らされないように利用する環境をつくることが大切」と話していました。 リニア中央新幹線は、JR東海が、14年後の2027年に、東京と名古屋間で開業を目指しています。この秋にも、具体的な駅の位置やルート、環境影響評価の結果案を示した準備書が公表される予定です。 白鳥市長は、「今から、地元の利用者、都市圏からの利用者を分析し、山梨や岐阜の中間駅とも結びつけ戦略を立てる事が必要」と話していました。