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ナシ主力品種「南水」出荷6割減

ナシとりんご出荷始まる

ナシ主力品種「南水」出荷6割減
ナシの早生種「幸水」の出荷始まる

箕輪町のJA箕輪選果場では、26日からナシとりんごの出荷が始まりました。 ナシの主力品種「南水」の出荷量は春先の凍霜害の影響で去年と比べて6割減少する見込みです。 梨は早生種「幸水」の出荷が26日から始まりました。 選果場では従業員が表面にサビや日焼けがないかなど項目別に一つ一つ確認しながら規格ごとに選別していました。 JA上伊那によりますと「幸水」については今年10キロの箱で9千ケースの出荷を見込んでいて去年と比べて1割から2割の減となっています。 また9月から出荷が始まる主力品種の「南水」については去年の3万ケースと比べおよそ6割減の1万3千ケースにとどまると予想しています。 いずれも春先の凍霜害に加え夏の高温干ばつが影響しているということです。 早生種のりんご「つがる」は凍霜害の影響は少なかったものの、高温干ばつによる日焼けにより、去年より1割ほど少ない2万ケースの出荷を見込んでいます

箕輪町木下の果樹農家、内山隆生さん。 内山さんはおよそ180アールの畑でナシとりんごを栽培していて26日も「幸水」の収穫作業を行っていました。 60年にわたり果樹を栽培している内山さんですが今年のような凍霜害は初めてだということです。 県では上伊那のナシの被害額はおよそ1億5千万円と推計しています。 JA上伊那では、対策として選果場への職員の派遣により、農家の負担を軽減するほか、無利子の融資を実施することにしています。 また被害にあった果実の加工販売にも力を入れていくとしています。 ナシは主に中京方面に出荷され作業は10月末頃まで続くということです。

上伊那のナシ農家の被害総額1億5千万円

ナシ主力品種「南水」出荷6割減
「幸水」の収穫作業

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